宮崎ひまわり牛とは?

「宮崎ひまわり牛」は、ひまわり牧場こと私たち石山肉牛組合にて飼育される牛の名称です。私たちの牧場は、宮崎県都城盆地の北端、霧島山系高千穂峰の真東に位置する高城町石山地区にあります。ここで黒毛和種約1,200頭、交雑種(F1)約200頭を飼育しています。牧場は国道から少し入った小高い丘にあり、空気がきれいでおだやかな環境にあります。ひさしの高い開放型牛舎は、南向き斜面の地形を生かした階段状テラスにゆとりを持って配置され、日当たりと風通しの良い環境となっています。また、地下70メートルから東岳水系の地下水を汲み上げて利用しています。

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高千穂峰を臨む都城市高城町の牧場
開放的で風通しのよい牛舎
開放的で風通しのよい牛舎
 

牛へのストレスを抑える

牛はとてもデリケートな生き物で、人が視界に入るだけでもストレスに感じます。いかに落ち着いた環境で過ごせるかが成育に関わってきます。牧場では、牛舎の床に敷くおがくずはこまめに交換し、清潔な状態をキープしています。また餌やりや清掃などを除き、牛舎には必要以上に立ち入らないようにし、牛にストレスを与えないように心がけています。また、牧場に導入した牛は、すべて屋外に出し、適度な運動をさせるなどの工夫も行っています。

牛にストレスを与えないように配慮
落ち着いた環境で過ごす牛たち
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牛を屋外に出し、自由に運動させる
 

循環型の農業を実践

2,000頭近くを飼育するスケールメリットを活かし、牧場内に堆肥製造工場を建設、自社で販売するほか、大手ホームセンターにも卸しています。製造した完熟堆肥は15キロ詰めで販売。軽くて扱いやすく、臭いもないのが特徴で、「乗用車に積んで帰れる堆肥」として消費者から好評を得ています。
この堆肥は、また地元で生産された飲料用茶葉の残さ(搾りかす)を使用しており、地域循環型農業の一端を担っています。
農場ではさらに、地域の畜産農家らと連携し、豚糞、鶏糞を加えた混合堆肥を製造、全国へ販路を広げる事業にも着手しています。この取り組みは、「袋詰め混合堆肥の製造及び広域販売事業」として国の六次産業化に基づく事業計画に認定されています。

大規模な製造機械を駆使し、堆肥を製造
大規模な製造機械を駆使し、堆肥を製造
製造した堆肥はホームセンター等で販売
「乗用車に積んで帰れる堆肥」として好評の自社堆肥
 

子牛から成牛まで専任で飼育

牛の肥育農家は通常、生産農家が育てた10か月齢・250㎏程度の子牛を、市場で競り落とし、2歳齢・700~800㎏程度になるまでに育てます。1年数か月にわたる餌遣り、場内の清掃、健康管理が主な仕事となります。当牧場には現在6名の組合員がいますが、それぞれの組合員が、一頭の牛が牧場に導入され成牛になり出荷するまでの期間を専任で飼育にあたるようにしています。これにより牛の健康状態をつぶさにチェックでき、よい牛を育てることができます。

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家畜市場にて競りにかけられる子牛
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1年余を経て、立派に成長した牛。
一頭ごとに専任で飼育にあたります。

良質のお肉を多くの皆様へ

私たちが愛情込めて育てた牛は、宮崎経済連、JA都城のほか、県外の食肉問屋に購入され、黒毛和牛、国産牛等の名称で店頭に並びます。出荷された黒毛和牛の中には宮崎県産黒毛和牛の最高ブランドである「宮崎牛」として販売されるものもあります。
現在は、自社ブランドの「宮崎ひまわり牛」が前面に出ることはありませんが、今後は自分たちの生産した牛に責任をもち、より安心して召し上がっていただけるようにブランド化にも力を入れていく予定です。「宮崎ひまわり牛」をどうぞ宜しくお願いいたします。

大豆、トウモロコシ等を配合した飼料
大豆、トウモロコシ等を配合した飼料 
柔らかい食感と繊細な旨味が特長の黒毛和牛
柔らかい食感と繊細な旨味が特長の黒毛和牛